こんにちは。
「スゴロクメディアグループ」にて英語のコーナーを担当している百姓魔人と申します。
私はその昔カナダに留学しカレッジで学び卒業してきた経験から、
このホームページで英語学習に興味のある方々に英会話や英作文の習得法を解説させていただいています。
今回は英語で文章を書く「英作文力」について私の経験から解説させていただいています。
【英作文力を向上させるのに必要なこと】とは、、、。
私達日本人が、カレッジ(および大学)レベルの文章や長文、エッセイ(小論文)を書こうと思ったら、
「日本語の本を沢山読んで、日本語でたくさん文章を書く事がとても重要だ」と、私、百姓魔人は個人的に断言します。
その理由は、母国語が日本語である私たち一般の日本人としては、
そもそも第一に「日本語で考える力」が絶対的に必要だからです。
そして「日本語の本を沢山読んで、日本語の文章を沢山書けること」が英作文を書くことに関しては、
とても重要だと、私は私の経験からここで断言させていただきます。
言われて見ればしごく当たり前のことなんですが、そもそもな話として、
日本人として「日本語で書けない文章を、英語で書けるわけがない」んですね。
生まれてから日本で日本語で育ってきた私達普通の日本人が、
「日本語で考えられない文章を、英語で考えられるわけがない」んですから(''ω'')/ま~、そらそうだよね。
ゆえに私、百姓魔人は、「英語の文章(英作文)を書こうと思ったら、日本語の本を沢山読んで(頭を訓練して)、
日本語の文章をこれでもかと書いておくこと」を強くお勧めしますね。
順番としては、「日本語の本(文章)を読む」→「日本語の文章を書く」→「英語の本(文章)を読む」→「英語の文章を書く」という感じで、
「この流れをループにしていけばいい」と思います。
英語で読むべき本や文章は、頭を「英語対応脳」にしていく為にできれば様々なジャンルがいいのでしょうが、
やっぱり自分が知りたいこと、読みたいもの、書きたいこと、自分が学びたい科目や勉強したいジャンルの本を主に読み込んで、
その分野の知識を得ておいた方がいいでしょうね。
単に「英語を学んでいるから英語の文章を書きたいな」程度に漠然(ばくぜん)と考えていても、
いきなりそう簡単に書けるわけではないのが現実です。
頭の中に日本語で書きたい文章の知識やアイデアがあれば、
あとは「それをどうにかして英語の文章にしていけばいい」ワケです。
「何をやるのか」「どんな文章を書きたいのか」がはっきりしていれば、
あとはその「目的」に向かって努力ができますからね。
何故私、百姓魔人がこんなことを皆さんにお伝えするのかというと、
私は「日本にいた時、『そのこと』をあまり重要視していなかったが故に、のちにカレッジでとても苦労した経験がある」からです。
カナダで学生だった当時、私はカレッジで様々なジャンルのことを学びたいなと考えていたので、
一般教養課程の「General Studies」を選択しました。
最初は政治学、心理学、経済学、ドイツ語などいろんなジャンルの科目を取って勉強していました。
そんな中である時期、人生の様々なことについて考えたり思い悩んだこともあり、
哲学(Philosophy)を学びたくなり、それから哲学の授業を好んで取るようになりました。
私は日本にいた時は、哲学自体は好きだったのですが、特にがっつり哲学書を読み込んでいたわけでもなく、
それほど哲学について豊富に知識を蓄えていたワケでもありませんでした。
無論、哲学に関する文章やエッセイ(小論文)などもほとんど書いたことはありませんでした。
そんなわけで、当たり前ですが、
カレッジの授業で出てくる世界の歴史上の様々な哲学者の思想や概念、哲学上の専門的な言葉などについて、
英語で長い文章を書くのに必要なだけの「日本語での知識」も豊富に持ち合わせてはいませんでした。
それが日本にいて日本語でなら、いくらでも容易に対応できたのでしょうが、
カナダという国で「全てが英語」の環境ではやはり勝手が違いました。
そこでいざ授業で先生や生徒たちとディスカッションしたり、哲学書の難解な本を何冊も何百ページも読んで理解したり、
テストで長文を書いたり、提出物のエッセイ(小論文)を書かなければならなくなり、思いっきり苦労しました(泣)。
当時は今みたいに便利なインターネットもスマホも当然ありません。
知りたいことが詳しく書いてある日本語の哲学書や参考書なんて、
当時のカナダにはもちろんありませんでした。
基本的に図書館にある英語の本以外に知識や情報を得る方法はなかったわけです。
その図書館も、北米でも有数の蔵書を誇るバンクーバー市営の図書館に行ったり、
UBC(ブリティッシュコロンビア大学)に行ったりして本を探すのですが、
それら英語の哲学書も、私の教授曰く「良いものもあれば、デタラメなことを書いてあるものもある」ので、
注意して選ばなければならないし、その本を選ぶだけでもひと苦労でした。
そんなこんなでやっと意中の本を手にした後、英語の哲学書の難解な文章を少しずつ一所懸命に読み込んで、
少しずつ理解していかなければならないワケです。
しかしこれが本当にキツかった(涙)。
日本語での知識が元々中途半端だったこともあって、難解な英語と日本語が入り混じって、
頭の中はもうごちゃごちゃになるワケです(笑)。
たとえ日本語で読んでも、いろんな哲学者の難解な思想や概念を正しく理解して覚えることなんて難しいのに、
授業でも本でも「専門的な英単語と難しい文章のオンパレード」ですからねぇ(笑)。
おまけに哲学書(本)の文章や文法って、本当に難解でキツいんですよぉ(笑)。
「日本語の対訳本」なんて当然ありませんでしたから、本に英語で書いてる文章が一体何を意味しているのか分かんないことなんて、
本当にザラなんですもん(笑)!
日本語の辞書を引いて単語の意味を調べても、
哲学用語の独特のニュアンスを含む言葉の意味をちゃんと理解するのも結構大変なワケです。
おまけにそんな哲学の授業を受けているのは、カレッジ内の日本人では私だけでしたから、
一緒に助け合える日本人もいないしで、なおさらキツかった(涙)。
自分で好きで学んでいた哲学の授業で、先生とのディスカッションは好きだったんですが、
難解な本を探して読まなければならなかったり、英作文やエッセイの提出は苦難の連続でしたねぇ(笑)。
文章を書くにしても、「この英語の文章、先生に意味が正しく伝わるのかな?」なんて考えながら、
少しずつ文章を書いていくので、二時間や三時間かけて「たった One Sentence (一行)の文章しか書けない」、
なんてことも当たり前にありましたね(涙)。
もう「涙なみだの英作文」なわけです。
私にとってはカレッジ時代のつらくもあり、今振り返ってみれば楽しかった思い出ですが、
現在様々な形で英語に取り組んでいる方々にとっても、私の経験したことが何らかの道しるべになるのではないかと思い、
今回このトピックをお話ししました。
そんなワケで、今、英語(英会話)を勉強していて、英語の文章を書いたり英作文に取り組んでいる、
またはこれから取り組もうとしている人たちに私がお伝えしたいことは、
「英作文力を高めたいなら日本語の本を沢山読んで、日本語の知識や専門用語を沢山覚えて、日本語の文章を沢山書こう!」ということです。
『英語を学びたかったら、もっともっと日本語を学ぼう!!』ということですね。
それが「(カレッジ・大学レベルの)英語(の文章)力」を習得する一番の近道だと、
私の体験から心からそう思います!!!
中学生、高校生や受験生の皆さんとか、いつか海外のカレッジや大学に留学して向こうで勉強したいと考えている学生さんは、
ぜひとも『どんどん日本語を楽しんで沢山学んでいただきたい』ですね。
『日本語』は世界中の言語の中でも、その言語体系や言葉の構成から鑑みても、
とても秀逸な言語であり、美しく素晴らしい「私達日本人の言葉(言霊=ことだま)」なのですから。
英作文に関しては、こちらのトピックを合わせてごらんくださいね~!!👇👇👇