日本を殺すのは、誰よ! (東邦出版) 1080円
コンピューターの発達で、
人間の仕事はどんどん機械に取って代わられています。
いずれ人間に残されるのは、
「より高度な知的労働」か、
逆に「コンピューターの下請け(教育を要しない低賃金労働)」の
どちらかになるでしょう。
だから私たちは、
「新しいタイプの教育」について考えなければなりません。
人間がいかにAIと共存していくかについて、
確かな事実に基づいて私たちは注意深く考えなければなりません。
だけど同時に急がなければならないんです。
時間はないのです。
新井紀子(数学者)
東京都小平市出身
☆狂志郎のコメント☆
数学者の新井紀子氏とぐっちーさんこと経済評論家の山口正洋氏のお二人が、
「地方再生」や「教育」「女性の活躍」「経済の活性化」など、
現代の日本の様々な課題や問題点について、
熱く議論を交わしている本みたいだよね。
本の中で、
地方再生への挑戦の例として滋賀県米原市と、
岩手県紫波町の「オガールプロジェクト」の例を挙げてるみたいね。
「オガール」はおいらの地元・岩手の事なんで、
実体験としてよく分かるよね。
たまに訪れるけど、町として素晴らしい挑戦をしてますよ。
やる氣に溢れる「心の若い人たち」が集まり、
いろんなことを民間と自治体が一緒になって知恵を出し合って、
みんなで汗をかいて、責任をもって頑張ってるって感がある。
特に若い人たちの活動が盛んで、
彼らから「みんなで集まって何かやろうよ!」という「熱」を感じるよね。
近県にお住まいの方で「オガール」について詳しく知りたい人は、
ぜひ一度、実際に紫波町を訪れてみて、
その「熱」を感じて欲しいよね。
あの天下の「トヨタ自動車本社」がある、
愛知県の豊田市とかからも視察に来るくらいだから、
いろいろ勉強になるんじゃないかな。
(2017年度・行政視察受け入れ件数ランキング 紫波町・全国第一位 日経BP総研調べ)
日本全体を活性化していくための、
いろんな「知惠」や「アイデア」みたいなものを、
この本から得られたらいいよね (*'ω'*)/ 。
注:
で、新井紀子さんが「TED」で「AIロボットは東大に入れるのか?」という全編英語のスピーチをしてるの見つけまスたぁ。
まぁ、「アメリカの名門イリノイ大学の数学科を優等で卒業」な方だから当たり前か(笑)、
にしてもナイスにインテリジェンスな方ですね。
日本語字幕も可能なので興味のある方はご覧ください。👇
【英語動画:日本語字幕可能】Can a robot pass a university entrance exam? | Noriko Arai
☆万作のコメント☆
今、その真っ最中だけど、これからの日本、特に地方は労働者の高齢化や人口減少、
ものづくり力の衰退などで、加速度的に国力が衰えていきますよね。
即急に、ホントに急いで何とかしなきゃならない課題ですよ、こりゃ。
本当はこんな「国難の時」こそ、
国を預かる政治家たちが地方の為に力を尽くさなきゃいけないんだろうけど、
それに関しては正直「かなり期待できない」のが現実ですよね、悔しいけど。
「だけど望みはある」、
と新井女史、ぐっちーさんはこの本でおっしゃっているのかな。
僕も今どきの「若いモン」の一人ですけど、
これからの時代、ITでもデジタルでもガンガン使いながら「アナログの現実を活性化」させて、
「志のある若い心を持つ人たち」が、
「世界に負けない斬新な発想」と「仲間(コミュニティー)」の力で、
「何か新しいこと」をやっていくしかないと思いますよね。
この本にはその為の「アイデア」がいっぱいありそうなので、
とても興味深いですよね。面白そうだっㇲ (=゚ω゚)ノ。